ノンリーグ(Non-League)とは、毎週土曜日に試合をするイングランド国内のプロ以下のセミプロ・アマチュアリーグ全体の通称です(日本で言う社会人リーグ)。イングランド国内一部がプレミアリーグで、プロリーグと呼ばれるリーグは国内4部まであり、それ以下(つまり国内5部から)がノンリーグと呼ばれるようになります。
イングランド国内のサッカーリーグシステムをここで簡単に書いておくと、プロリーグが国内に4つ、一部の「プレミアリーグ」から4部の「リーグ2」まであります。
そして日本国内のJFLにあたるリーグが、全国リーグである国内5部の「カンファレンスリーグ」であり、国内6部リーグは、イングランド国内に北リーグと南リーグに分かれて2つ存在し、国内7部リーグは地域別に国内に3つ・・・と国内12部リーグまで下部リーグになっていくにつれてリーグ数が増えていきます。
つまり、4つのプロリーグの下に、国内5部の「カンファレンスリーグ」を頂点に下は国内12部まで、一つの包括的な大きなピラミッド型のリーグシステムがイングランドのノンリーグという事です。
その数は、2000リーグ、40000クラブ(「チーム」はその中にまた別で存在)にまでなります。ちなみにイングランドには、土曜日に試合をする通称「サタデーリーグ」というリーグがまた別でノンリーグのシステムの下に存在しております。
国内5部がノンリーグの頂点ですが、その中にはフルタイムで練習をするプロクラブも存在しているので、正確な数は分かりませんが、カンファレンスリーグは、大体プロチームが半分、週2日の練習のみのセミプロチームが半分という構成で成り立っていると思います。
そして、国内6部にもフルタイムで毎日練習をするプロチームも少なからず存在しています。これを見るだけでも、イングランド国内には選手に対しての需要がとても高いのが分かります。日本では国内6部の選手がフルタイムでお金をもらいながらサッカーをするなんて事は絶対にありませんから。
お金についてもう少し話しますが、大体国内9部リーグまでお金をもらいながらプレーをする事が出来ます。下へ下がるにつれて、その額は下がって行きます。
クラブにどれだけお金があるかにもよりますが、大体国内9部リーグでも週に1万円ほどもらえるでしょう。これがお金持ちのクラブになると、2万円になったり、5万円になったりもします(著者の経験を基に書いています)。
そうすると、上の例えば国内7部や6部のセミプロ選手(週に2日の練習)になると、週に5万円くらいもらう選手がざらに存在しているのです。彼らはフルタイムの本業をサッカーとは別で持っているので、総収入が国内4部くらいのプロサッカー選手よりも上になる事もあるのです。
ノンリーグには、クラブと契約をする「契約選手」も多くいます。上のリーグだとほぼ全選手が契約選手になるでしょう。契約選手は試合数に関係なく、毎週給料をもらい、チームを変える際も移籍金が発生します。
それ以外の選手は、クラブに登録をするのみの非契約選手になり、もらえる金額も出場した試合数によって変動します。
一方、国内10部から下はお金を払う事が難しいクラブばかりなので、基本的にお金をもらわないアマチュアクラブと言って良いでしょう。
ノンリーグには毎年昇格降格が存在しており、どのクラブにも上に登るチャンスがあり、とても競争率が高いリーグと言えます。
ちなみに自分は将来、このイングランドのノンリーグのような基盤、環境を日本サッカー界にも築きたいと思っているのです。


