プロ選手じゃないが、随分と試合から遠ざかってしまうと、体力も試合カンも、1シーズン戦い抜いていた頃より断然に落ちてしまう。これを元の状態に戻すには、またどんどん試合を重ねて行くしか道は無い。
毎週土曜に行われるリーグ戦は15時kick-off。グランドには大抵13時45分を目安に到着する。既に他のチームメイトを乗っけてきた監督のエイディが、13時15分にASDA前のランドアバウトまでバンで迎えに来た。
その少し前に既にkick-offしていたFAカップの試合、サウサンプトン対ポーツマスの試合をラジオで聴きながら、グランドのあるチチェスターまでは約30分の道のり。
ポーツマスをサポートしている監督もそのチームメイトも、「スカムズ」、「スカムズ」と呼びながら既に出来上がってた。車内ラジオでプレミアの試合を聴くのも、実況がテレビより盛り上がってるから意外と面白いものだ。
先々週の土曜日に、新しくChichester City Unitedというクラブにサイン出来た。
今シーズンはGosport Boroughにサインしてプレーしてたのだけど、10月にサインしてからと言うもの今まで一度もfirst-teamで試されもしなかったため、少しずつ違うクラブへ移ろうか考えていたところだった。
イングランドに来て初めて思った事だけど、「試合に出るというのは難しい事」。今までの学校での部活では味わう事の出来なかった世界がここにはある。
部活だと、先輩が卒業していけば、自然と自分の代が来る。監督が他の学校から自分好みの新しい選手を連れてくるという事もない。学校長が好きな選手を連れてくるという事も。そこには政治的な関わりは無かった。
でも、一度大人の世界になると違った。試合に出るには実力云々の前に、とにかくまず、監督に好かれる事。これが一番重要だ。監督が変われば、そのクラブも変わるというのは、こういう所から来ている。
とにかく、よそ者を受け付けない精神がここには強く根付いている。
新しく入ったChichester City UnitedはGosportとは違うリーグに在籍しているため、「移籍」にはならなかった。リーグは違うが、国内レベルで言うとGosportの在籍するWessex League Division1と同じだ。
ここに来てからは一軍のメンバーに入り、徐々に試合で使われ始めている。
これまで随分と試合から遠ざかっていたから、Chichesterでの初めての試合は、はっきり言ってバテた。これはもう、今までの経験から分かって来た事で、いくらジムに通っていても、自分で走っても、試合で動けるようになるだけの体力は、やっぱり実際に試合を重ねていかないと身に付かない。
もう今シーズンも残りが少なくなってきてはいるが、出来るだけ多く試合に出て、以前のように身体をfitさせていきたい。


