« イングランドのスポーツ新聞 | メイン | セミプロサッカー選手の総収入 »

2005年04月12日

イングランドのスポーツ助成金

イングランドの大学でスポーツマネジメントを学んで早二年が経つけど、イングランドという国は「スポーツ」という物を、日本よりも一層重視しているように思う。スポーツのためにイングランドが行っている事って本当に凄いの一言。

今日のNikkei.netのニュースで、日本のスポーツに流れ込む助成金についての事が書かれていた。

では、ここイングランドは一体スポーツのためどのくらいのお金がこれまでに流れているかと言うと、その金額は約130millionポンド以上(約260億円以上)。じつのこれほどの大金がイングランドのスポーツに助成されている。

これらの助成金の主は、National Lotteryって言う、国が行うロト(くじ)から分配されている。National Lotteryは、アート、スポーツ、遺跡、健康、教育、環境、地域、チャリティ、この8個のカテゴリーに分けて、実にこれまでに16billion(約3千億円)ポンドものお金を国に助成している。

そのスポーツへの助成金は、Sports Englandと言う、イングランドスポーツトップに位置する組織によって、それぞれのスポーツに分配される。

National Lotteryはお金を集めて、他の14もの分配する組織が共同でそのお金を、イングランド国内に8個のカテゴリーに分けて分配する仕組みになってるって訳。

それら助成金は勿論、ある規定を満たしていないと貰えない。16billion ポンドものお金が良いことに使われているって凄い事だね。

じゃあもっと細かくして、イングランドのサッカーに流れ込む助成金について見てみよう。サッカーは国の定める「10の大事なスポーツ」のうちの一つ。だから、サッカーは特に重要視されているんだ。

サッカーに流れ込む助成金は、sports englandがイングランドサッカー協会のthe FAと協力して、イングランド国内サッカーの発展のために分配している。特にプロクラブの下部組織(アカデミー)へは、9.4millionポンドもの助成金が流れ込む。でも、この助成金は男子プロサッカーへは流れ込まない。あくまでも下部組織にだけである。

Sport Englandはまた、The Football Foundationという組織と協力して、イングランド国内のセミプロ、アマチュアサッカーの発展のために助成金を分配しているんだ。このThe Football Foundationは主に、プロリーグ以下のイングランドサッカー発展のために作られた組織で、彼らが扱う助成金は、例えば、各セミプロクラブのグランド建設費とかに使われる。

過去10年間で、一番多かった助成金は1998−1997年の16855978ポンド。2003−2004年はかなり下がってその金額は1128221ポンド助成されている。

例えば、国内5部リーグのカンファレンスクラブは、最高で40万ポンド、6部、7部は15万、8部は10万ポンドまで発展のために助成される。

イングランドのスポーツ、サッカー発展のためにどれだけのお金が使われているかを見たら、やっぱりスポーツの発祥地だけあるって納得。助成金の額だけを見ても、日本はまだまだスポーツ大国では無いんだなって分かる。

このサイトはブログランキングに参加しています。この記事がグッドだったら一票お願いします。投票する!

About

「Yamatogokoro.com」は、イングランドのサッカーセミプロリーグ(通称ノンリーグ)でプレーしながら、ロンドン大学バークベック校修士課程にてスポーツマネジメント&サッカービジネスを学ぶ著者による「イングランドサッカー留学日記」です。スポーツ、またはサッカーをピッチ上(選手として)とピッチ外(学問、ビジネスとして)、そして一ファン(消費者として)からの視点で語っています。続きを読む・・・。

............................................

これは2005年04月12日 21:27に投稿された日記です。

ひとつ前の日記は「イングランドのスポーツ新聞」です。

次の日記は「セミプロサッカー選手の総収入」です。

他にも多くの日記があります。メインページ過去の日記一覧も見てください。

Nitch.netUK infoYamatogokoro.com~イングランドサッカー留学日記~
このサイトへのご意見、その他著者への連絡はこちらまで。© 2007 Yamatogokoro.com All rights reserved.