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2005年04月24日

セミプロサッカー選手の総収入

今日はせっかくの日曜日だと言うのに、正午前から付近を飛び交うヘリコプターの騒音で起こされた。そういえば今日は因縁の対決、ポーツマス対サウサンプトンの試合がここからすぐ近くのフラトンパークで行われるんだっけな、忘れてた。

先日、17歳の少年がナイフで刺された現場から10メートル離れた所が、監督やチームメイトのトモーとの待ち合わせ場所だ。毎回、試合や練習へ行くために車で迎えに来てくれる。

17歳の少年が刺されて病院に運ばれた事件が新聞の一面になり、テレビでニュースとして流れるのはいいが、ポーツマスの道を歩いている日本人留学生が、向かってきた車の中からいきなり、口に含んだビールを吹っかけられた事もニュースにして欲しいな。なんて思けど。。。

身体中にタトゥーを入れてるトモーは労働者魂に溢れかえっている。口から放たれる英語も、ま〜慣れないと聞き取るのには相当苦労する。でもサッカー歴20年のベテラン。昔はもっと上のリーグでプレーしてた事もあり、サッカー話になると色々な話が出来て、聞けて、良い勉強になるのだ。

トモーの息子のジョージ(8歳)は現在、ポーツマスFCのアカデミーに所属していて、そこでコーチを務めているのが、これがまた別のチームメイトだったりして、色々この世界は繋がっている。

トモーとイングランドサッカー界のアカデミーについて話していた。現在、いくらプレミアクラブの下部組織(アカデミー)に所属していようとも、(特にトップクラブでは)そこから一軍に上がるのは本当に本当に難しい事。

それは、それらクラブが他から選手を買ってきてチームを構成しているからだ。だったら、一体アカデミーの存在意義は何なんだ?って話になる。そのあたりはトモーも疑問に思うみたい。

トモーの友達には、僕らがプレーしているような「セミプロリーグ」でプレーする「元プロ選手」なんかも結構いて、そんな元プロ選手に言わせると、このセミプロリーグにはプロ選手よりも上手い選手がたくさん居るとの事だ。

なんでプロになれないかと言えば、運が悪くてスカウトの目に留まらないのが原因みたい。僕から言わせても、なんでこいつがもっと上でプレーしないの?って思う事がよくあるけど、それにはまずスカウトの目に留まる以外中々道はないようだ。

だから、とにかくプレーし続けるしかないって事。やめてしまったら、そこで終わりだからね。

そしてチチェスターまで走る車の中、ディスカッションはまだ続く。

日本では、セミプロ選手がプロ選手より多くの「収入」を得る事なんて、なかなか無いと思うけど、イングランドではそれが可能であり、そんな例は普通にある。

例えば、国内5部、6部のクラブになると、大体週に300ポンドとか400ポンド(8万円近く)ものお金を選手へ給料として払っているけど、それら選手は一応基本的に週に二回の練習、一回の試合をこなすセミプロだから他にもフルタイムのしっかりした仕事を持っている。

そうすると、その仕事にもよるけど、総収入を考えたら、毎日毎日フルタイムでサッカーだけしている国内3部、4部、(5部の数クラブ)のプロ選手より多いことになるんだ。週に三日くらいパートタイムでサッカーして、他に仕事も持って、それで高収入を得て生活なんて羨ましい限りだ。

だから例えプロをクビになってセミプロリーグに流れ込んで来たとしても、また別な良い生活が待っているのがここイングランドサッカーの環境である。それはまた、僕の目標でもあるわけだから、憧れるわ。

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「Yamatogokoro.com」は、イングランドのサッカーセミプロリーグ(通称ノンリーグ)でプレーしながら、ロンドン大学バークベック校修士課程にてスポーツマネジメント&サッカービジネスを学ぶ著者による「イングランドサッカー留学日記」です。スポーツ、またはサッカーをピッチ上(選手として)とピッチ外(学問、ビジネスとして)、そして一ファン(消費者として)からの視点で語っています。続きを読む・・・。

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これは2005年04月24日 14:01に投稿された日記です。

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