ちょっと古いけど、平山相太がオランダ一部、ヘラクレスへ移籍しました。筑波大学から、移籍金無しでヨーロッパのクラブへ。さてさて、これは「クレイジー」な事なのでしょうか、そうで無いのでしょうか。
先日、こんなニュースがありました。「アヤックス危機、チェルシーが若手選手獲得に乗り出す」。
簡単に説明すれば、チェルシーがオランダ一部のアヤックスに所属する二人の若手選手、しかも二人ともまだ17歳、を獲得しようとしているとの事です。この二選手は、17歳以下の世界大会で活躍し、目を付けられたようだ。
これに対して当のアヤックス側は、「クレイジー」とチェルシーの行動を批判。アヤックス側にしてみれば、将来有望で戦力になるであろうその二選手を、どうしても手放したく無い。そして仮に手放す時は、それ相応のもの、つまりお金を手に入れない事にはありえないという事だ。
お金かけて選手を育て、それをビッグクラブへ売る事が一つのビジネスでもある。それによってお金が入り、また良い選手をどんどん輩出出来るようになる訳だから。これがヨーロッパの掟だ。
ここで問題なのが、二人の選手はまだ17歳であって、アヤックスと契約を結んでないって事。FIFAのルールでは、18歳以下の選手の移籍には特別な規定が課され、23歳以下の選手に対しては、契約が切れていても慰謝料をクラブ側は得る事が出来る。だから、チェルシーはたった20万ポンドをアヤックスへ払う事によって、選手と契約出来るようになる。
アヤックス側としては、若手選手全員と契約を結ぶ事は(経済的に?)不可能だそうだ。慰謝料が払われたら、後は二人の選手次第と言う事になってしまう。将来有望な選手をたった20万ポンドで手放す事は、選手育成で世界的に有名なアヤックスの考えだと「クレイジー」なんだろうね。
では、平山相太の場合は、移籍金無しと言われてるけど、その慰謝料は大学に払われたのだろうか?どちらにせよ、日本のプロクラブは何も得ないで、将来有望な才能溢れる日本人選手を手放してしまった事になるけど、これはどう考えればよいか。
今回の事で、抜け道が明らかになった。だから、お金が関わらず選手の意向が一層尊重され、「より多くの若手選手が、世界へ羽ばたきやすくなった」から良いんじゃないか?って考えるのか。
それとも、アヤックスの言葉を借りれば、「クレイジー中のクレイジー」になるのか。


