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2005年11月02日

国によって違う審判の基準

今日はこんなニュースを読んだ。

審判のモットラム氏退任へ・・・・日本サッカー協会

協会チーフ審判インストラクターのモットラム氏が、契約満期で退任するようだ。協会側は後任について、「とりあえず日本人でやる。ただ世界に常に接触し、体に(基準が)染みついている人は絶対に必要」と言うけど、この「基準」って言葉に注目したい。

審判の基準って、国によって異なる。例えば、ここイングランドとスペイン、イタリアを見比べると主審の判断の基準も全然違ってくる。

イングランドでは、そんじゃそこらのタックルではファールは取られないけど、スペインなんかの試合観ていると、少しのタックルで選手はすぐ倒れ、ファールになってしまう。それ、イングランドではファールじゃないけど、スペインではファールになるのかぁ・・・と。

同じサッカーだけども、スタイル(国)が変われば審判の基準まで変わってしまうのか。

話をイングランド国内にすると、イングランド国内でもリーグによってその基準は異なる。ノンリーグなどのセミプロリーグだと、プレミアでファールになるプレーがファールにならない事が多々ある。

例えば、6分(自分)4分(相手)のセカンドボールを取る時に、相手がスパイクの裏をモロ見せながら飛ぶようにボールにタックルしてきた。自分の方が先にボールにたどり着くが、同時に相手のスパイクの裏も飛んできて、自分の足首辺りをかっさらい怪我しかねない場合。

この場合、例えスパイクの裏で飛び込まれても、僕らがプレーするセミプロリーグではファールになりにくい。と言うか、殆どならない。だから、もし怪我を恐れて相手のタックルを避けようものなら、見方、見方サポーター、監督からブーイングくらい、「お前使えない」ってなる。

仮にそこで倒れてファール貰ったとしても、それは相手の勝ちになり、自分の負けになる。

だからこんな場合、一番良い方法(殆どの選手が取る方法)は、6分優勢だが自分も同じようにタックルするか、相手の足ごと蹴る勢いでボールを蹴り飛ばす事だ。これがイングランドサッカーのスタイル。個人的には、このある意味での厳しさを、日本のサッカーにも欲しいなって思うけど。

そういえば、日本とイングランドでもファールの判定が少し違う事に気が付いた。中でも一番印象深いのが、「ショルダータックル」だ。要は肩を当てて相手からボールを奪う事。

これがイングランドでは意外にも、ファールになってしまう。これは何回やっても駄目だった。日本ではOKだったはずなんだけども・・。

国によって審判の基準(判断)が異なるから、世界共通の基準ってのは、審判の判断の入らないプレーにしか存在しないんじゃないかな。

国によってサッカーのプレースタイルは違うけど、このスタイルの違いと審判の基準の違いは相互関係にあると僕は思うよ。審判の基準は、その国のサッカースタイルを反映するし、サッカースタイルは、その国の審判の基準、判断を反映するんじゃないかな。

だから、審判の基準って、サッカー界発展の重要な要因の一つになると僕は思う。日本人選手のタックルの甘さも、日本人選手の腕を使わない癖も、環境の違いと審判の判断の違いから来るものと考える。

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「Yamatogokoro.com」は、イングランドのサッカーセミプロリーグ(通称ノンリーグ)でプレーしながら、ロンドン大学バークベック校修士課程にてスポーツマネジメント&サッカービジネスを学ぶ著者による「イングランドサッカー留学日記」です。スポーツ、またはサッカーをピッチ上(選手として)とピッチ外(学問、ビジネスとして)、そして一ファン(消費者として)からの視点で語っています。続きを読む・・・。

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これは2005年11月02日 16:05に投稿された日記です。

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