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2005年12月05日

「リーグ優勝は」一体いくらで買える?

前回の日記からまた少し間が空いてしまった。その間、クリスマス前の大学の課題をとことんやっておりました。おかげで提出日より10日くらい早く、課題を仕上げる事に成功。

レジャーセンターの過去3年間の支出表を見て、資本金7万ポンドを基に、来年は5%以上の赤字を作りなさい。とか、(何でも良い)スポーツ組織の抱えている問題を調べて、それを改善、発展するためのスポーツアクションプランを作りなさい。とか、大学生活最後の年の課題だからか知らないが、どれも実践的な物ばかり。日本サッカー協会に直々に手紙書いて情報依頼したりと、おかげで楽しくやらせてもらいました(が、やっぱりああいった類の電話は苦手だ)。

それらをサッサと終えて、次は卒業論文に取り掛かる。普段の課題と平行して、こちらの方もしっかりとやっていかなければ。今回はその卒業論文を進める過程の中で考えた事について書きまっせ。

サッカーを経済学的、ビジネスと言う面から見てみると、これまた本当に面白い(これ何回も言いすぎ?)。

サッカーチームの強さ。なぜ強いチーム、試合に勝つチームは強く、勝つのか?なぜチェルシー、マンUはあれだけ別格に強いのか?数値化されたデータから、それを暴く事が出来る。

まず、サッカー(プレミアリーグ)には「ある傾向」が存在している。長い期間で見ると・・・・

●選手の給料が高ければ高いクラブ程、
●収入が高ければ高いクラブ程、
●一軍の選手を固定していればしている程(色々な選手を使ってローテーションはしない)、
●一人の監督の就任期間が長ければ長い程、
●クラブに所属する選手の数が多いほど、
●そのクラブが本拠地とする町の人口が多ければ多い程・・・(などなど)

クラブのリーグ順位が高い傾向にある

そして、その傾向の中でリーグ順位と一番強い関係にあるのが、選手の給料。リーグ順位と選手の給料、現在のこの二者の関係の強さは、(イングランドを例にして言えば)、選手の給料に上限があった数十年前と比べ、急激に強くなってしまった。

どういう事かと言うと、現在のプレミアリーグでは、約70%の確率でクラブは選手に払った金額(投資)と相応の順位(利益)を見返りとして得る事が出来るということ。これが100(最大限)になってしまえば、払った給料分だけ確実にその分返ってくる事になり、完全に効果的な市場であると言える。

だから、現在のプレミアリーグの順位は、クラブが払う選手の給料の順位と見てもおかしくはない。つまり、リーグ優勝はお金で買う事が可能であると言える(メチャクチャ高価だけど)。そんな効果的な市場程、ある意味面白くないサッカーリーグは他に無いけどもね。


しかし、それは100%にはならない。なぜなら、中には例外があるからだ。選手の給料を多く払わなくとも、多く払っているクラブよりも良い成績を収める事が出来たり、収入が低くとも、お金持ちのクラブよりも良い成績を収めたり・・・・このような感じで他の要因も同じ。二者の関係には必ず例外があるのだ。(勿論、その逆の例外もある。お金を費やしているのにその分得る事が出来ないクラブなど。)

長いイングランドの歴史の中で、そのような例外は多々存在した。では、その例外はどうやって生み出されるのか?その例外を作り出しているクラブを色々な方向から見てみると大体分かるのだけど、その要因は、他のクラブには無い特別な「何か」である。「他には無い、しかも真似る事が困難な何か」。

その要因については、ここでは詳しく書かないけど、簡単に並べると、凄腕の監督、忠誠心のある選手、クラブのブランド(評判)、クラブのシステムなどなど。

そういう面からサッカーを見る事が出来れば、また違った意味で面白い。「あのチームはお金が無いのに、強い。何故だ?」となる。

そして、その何故だ?となる前に、それら数値化されたデータがしっかり一般に公開されている事が重要だ。それらがあるから、多くの人が分析する事が出来て、問題視出来るし、目立たない部分で才能を発揮している人や物の存在を知る事が出来る。

では、その裏で活躍しているのは何か?ジェフのオシム監督はやっぱり、「他には無い特別な何か」かもしれない。そういう事が分かれば、もっともっと面白くなると思います。

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「Yamatogokoro.com」は、イングランドのサッカーセミプロリーグ(通称ノンリーグ)でプレーしながら、ロンドン大学バークベック校修士課程にてスポーツマネジメント&サッカービジネスを学ぶ著者による「イングランドサッカー留学日記」です。スポーツ、またはサッカーをピッチ上(選手として)とピッチ外(学問、ビジネスとして)、そして一ファン(消費者として)からの視点で語っています。続きを読む・・・。

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これは2005年12月05日 11:57に投稿された日記です。

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