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2005年12月20日

にんじん対じゃがいも

週末はロンドンから友達がポーツマスにやってきたので、家から歩いて10分弱のフラトンパークへ行ってクソ寒い中、ポーツマス対ウェストブロミッチアルビオンの試合を観てきた。プレミアリーグ下位に位置するクラブ同士の試合。

何が面白かったって言えば、試合それ自体よりも、試合前に行われた陳腐なパフォーマンスだ。数人がスカイダイビングしてピッチのセンターサークルに降り立つと言うもの。何であんな事したのかは意味不明だったが。

一人目、上手くセンターサークルに着地成功。二人目、これも上手く着地成功。ワーワー!言う観客。しかし問題は三人目だった。これはほんの3秒ほどの出来事。

まず、空から異常なスピードで競技場内に入ってきた。この瞬間、観客皆が同じように感じたはずだ、「おい、ありゃスピードありすぎじゃないか?」と、そして「おい、降りてくる位置が全然センターサークルから外れているぜ」と。んで次の瞬間、「おいおい、どこ行くねん!」、そのダイバーはセンターサークルから外れに外れ、ゴール裏の観客席の方へ・・・・・この辺りで観客皆一瞬声出てなかった。次の瞬間、ダイバーは無理やり地面(ピッチ)に進路変更し、そのまま滑込みながら着地、勢いは無くならないので、そのままゴールライン付近のスポンサー看板へ激突。

普通、イングランドでは、ここで観客全員から冷やかし、失敗をあざ笑う「エィ〜!!」と言う叫び声が上がるはずだったけど、人の失敗を冷やかす事が大好きなイングランド人も、この時はさすがに声が出てなかった。あれは一歩間違えたら大変な事故になってたからと皆暗黙の了解で分かっていたからに違いない。

看板に激突して少し経ちダイバーの安否が確認された後、お得意の冷やかしが出て、あざ笑う観客。一緒に行った友達は、ダイバーが激突する前の瞬間から笑い始めてたよ。アイツはイングランド人以上だね。

次の日、日曜日の午前中には、日本で行われた世界クラブ選手権の試合を部屋のテレビで観た。自国のクラブが出るだけあって、こちらでも地上波で試合が放送された。相変わらず南米の選手は本当に上手いし、相変わらずリヴァプールはショート、ショート、ロングで早いサッカーしてて面白い試合だったな。

その後、午後4時からはプレミアリーグの試合、アーセナル対チェルシーの試合があったので、家から歩いて一分のパブに行って試合を観てきた。90分があっと言う間に終わってしまった程、面白い試合だった。

終始止まないチェルシーの、あのトップからのプレスのかけ方、攻撃のスピード・・・・土曜日にフラトンパークで6千4百円払って観た試合とは大違い。そんな大金払って観にいく試合よりも、たった400円のビールパイント片手に観た試合の方が全然楽しめる。本当に同じリーグにいるチームなのか疑問に思うよね。

上位クラブが凄すぎるのかどうか。。。それが下部リーグでも、イングランドのセミプロでも、東京の高校生でも、観ててもプレーしてても、面白いサッカーするところはするし、良いものは良いのだけどねぇ。勿論、プロだから個人個人の選手が上手いのは十分分かりますけど。。日本のJリーグではそんな差は無いよと友達は言ったけど、その辺りは日本に居ない僕は分かりません。

そこで、再骨折患者は相変わらず暇なので、こんなグラフを作ってみた。1992年から2005年のプレミアリーグとJリーグの競争率。系列「上位5クラブによる支配」はそのまま。上位5クラブによるリーグ内の支配を指す。系列「各クラブ・・」は、リーグ内の各クラブが占める勝ち点の割合。つまり、この数値が高ければ高い程、アンバランスと言う事。各クラブが均等に勝ち点を得ていれば、この数値は100になる。

Competitive Balance in the Premireship

CB in the J.League

これを見る限り、プレミアリーグの競争率が極端に下がってきているのは一目瞭然。特定のクラブによる支配が強くなってきているという事。一方、Jリーグの方は、そこまで強い支配は見当たらない。競争率が高く、観ている方としては面白いリーグと言える。

それにしても、二日で3試合もサッカーの試合を観たのは今日が初めてだ。観るとプレーしたくなるからちょっと控えよう。あと、やっぱり将来は自分のパブを日本の地元に作りたいな。友達や家族、近所の人たちが小銭持って飲みに来て、テレビでサッカー観戦出来たりなんて夢のようだ。そして調子に乗って、パブのチーム作ってサッカーする。勿論、サッカーに興味無い人々の為の、静かなファミリーエリアもありますよ。

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「Yamatogokoro.com」は、イングランドのサッカーセミプロリーグ(通称ノンリーグ)でプレーしながら、ロンドン大学バークベック校修士課程にてスポーツマネジメント&サッカービジネスを学ぶ著者による「イングランドサッカー留学日記」です。スポーツ、またはサッカーをピッチ上(選手として)とピッチ外(学問、ビジネスとして)、そして一ファン(消費者として)からの視点で語っています。続きを読む・・・。

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これは2005年12月20日 09:57に投稿された日記です。

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