そいえば、先日の日曜日、実に七ヶ月ぶりにサッカーの試合に出てきた。サンデーリーグ(草サッカー)の今シーズン最後の試合に。先シーズンはリーグ優勝に加え、ポーツマスのカップ戦も優勝した程強かったサンデーリーグのチームだけど、今シーズンは怪我人続出でリーグ成績は、下から二番目と史上最悪でした。
7ヶ月ぶりとあって、身体が全然フィットしていないからベンチスタートだろうと思いきや、いきなり90分間フルで使われた。相手チームは結構走れる選手がいたけど、うちはおっちゃんばかりで走れない。
最初の10分は、今年で80歳になる監督のビルまでもが、じつに44年ぶりにユニホームに袖を通してプレーしてた始末。ま、半分遊びだけども。
そんなんで皆走れないので、一番若い自分が走るしかない。走れないくせにボコボコ蹴る伝統サッカーするものだから、余計走らざるおえない。仕舞いには、「トップは動けなくて使えないから、中盤でお前がボール持ったら自分で最後までいけ!」とかチームメイトに半分キレられて言われる始末。
おかげで、本当に疲れました。自分が1点とって1−1の引き分けで終えたけど、身体がシャープだったらあと2点は取れてました。先シーズンは天気、チーム数、カップ戦、様々な理由で最後の試合が5月だったけど、今シーズンはその日で全てお仕舞い。
身体をフィットさせる良い機会だけあったのに、終わってしまうのは残念だ。それにしても、7ヶ月もサッカーから離れていると、ここまで「落ちてしまう」のかとちょっとショック。早く元に戻らないかな。。
その日の試合には、地元のスポーツ新聞のカメラマンがやってきてて、試合前にチーム写真を撮ってもらいました。今週の日曜に発行されるスポーツ新聞に載ります。点取った選手の写真も載るといいな(笑)。
先日の大学の授業で教えてもらったのだけど、イギリスのスポーツ界は、ヴォランティアする人がいるから成り立っているようなものなんだって。ヴォランティアがいなくなってしまったら、今のイギリスのスポーツ界は成り立たないと言ってました。それだけイギリスではスポーツ界でヴォランティアしている人間が多いのだそう。
・フォーマルヴォランティア(クラブなど組織に属すボランティア)だけでイギリスに約140万人
・合計1億8千3百万時間の「労働」
・106000のフルタイムの仕事に等しい
・これらの統計はインフォーマル(子供の親、親戚など)なボランティアは含まない
時間を割いて、しかもタダ働きで仕事してくれるヴォランティア。みんな好きでやっている。そう人がとても多いという事なのか。
イングランドサッカー協会のリサーチでは、イングランドの80パーセントのサッカーコーチは資格を持っていないらしい。それは違う見方すれば、どうかと思うけど、だからと言ってコーチング資格を義務付けてしまったら、ヴォランティアの数も減ってしまうので、「資格ないからお前駄目」とも言えない。
ヴォランティアの質を上げる事は、イギリススポーツ界の質を上げる事に繋がると考える。だから、イギリスではこれから、彼らヴォランティアにトレーニングを無償で与える事を考えているようです。直接給料を払う代わりに、トレーニングを無償でさせて技術的な質を高める事を目標としているみたい。
それでも、ヴォランティアをしてくれる人間を探す事は、簡単な事では無いみたい。その原因はやっぱり「時間とお金、そして責任」。タダ働きに加え、時間を犠牲にしなければいけないから。そしてヴォランティアのくせに、「責任」は同じようにあるという事。
ヴォランティアなのに、お金貰って働く人間と同じ責任を与えられる事は、ヴォランティアの妨げになると言ってた。
自分のサンデーリーグチームは、海軍の所有するサッカーグランド4面とクリケットグランド1面の広さの海に近いグランドで試合が行われる。ポーツマスは海軍の町なので、海軍の施設は別格に良いのです。
草サッカーと言えど、芝の質は土曜のチームよりもはるかに良い。草サッカーなのに、これだけの環境でサッカーが出来るイングランドは、やはりサッカーが好きな人間にとっては最高です。サーフィン大好きなサーファーが、仕事しながら良い波が立つ海の目の前に住んでいるようなものか。
サンデーリーグも勿論、ヴォランティアで運営されているもの。土曜日のチームもクラブのスタッフ数名はヴォランティアだろう。
クラブへお金を寄付してくれる人々、クラブ秘書、試合時のパンフレット作るプレス係の人、芝の手入れうぃしてくれるグラウンズマン、泥だらけの汗臭いユニホームを毎回洗ってくれる人、そして監督、コーチなどなど・・。
こうやってヴォランティアとして働いてくれる人がいるから、自分みたいなサッカー好きがこんな良い環境の中でプレーしていけるんだと分かると、感謝の気持ちでいっぱいです。


