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2006年10月19日

お金を吸い上げるパイプ役

イギリスでEU圏外の人間がフルタイムで仕事を持つ事はヴィサの関係上難しい。その仕事が「日本人じゃないと出来ない」理由をちゃんと証明出来ないといけないから。だからイングランドのサッカー業界で日本人が働く為には、日本人にしか出来ない、日本人を必要とする仕事を探す必要がある。

先週に引き続きだけど、2、3年前にBBC4で放送されたバルサのクラブマネジメントのドキュメンタリーをSport Buisiness Managementの授業で見た。

これからしばらくは、バルサのクラブマネジメントに焦点を当てて授業を進めていくらしい。理由は、バルセロナと言うクラブは、他の、(例えばイングランドのサッカークラブのような)クラブとは運営のされ方が異なる特殊なクラブだからなんだって。

そのドキュメンタリーはロナウディーニョと契約するところから始まり、マネジメントの改良で徐々に借金地獄から脱出して行き、同時にピッチ上でも成功を収めていくようになったバルサの快進撃の裏側に密着した内容。

当初借金地獄でリーグ成績も良くなかったバルサが、どのようにして成功への道を歩んだか?あんなにクラブマネジメントの裏側を赤裸々にテレビで公開してよいのかと思うくらい、リアルな内容のドキュメンタリーで凄く面白かった。

今年上旬にバルサからVice Pregidentのソリアーノ氏をゲストスピーカーに招いて、このバークベックのサッカービジネスコースの生徒に講習を行ったんだけど、その人もドキュメンタリーの中にしっかり出てました。

バルサのスタジアム、「カンプノウ」には大きく「(私達は)単なるサッカークラブではない」と書かれている。

そんなバルサのクラブ理念として、「世界を又にかけて人々にエンターテイメントを提供する」というウォルト・ディズニーに似たものがあるけど、そうやって表面上で言っている裏ではやっぱり「お金、お金」の世界だった。

その番組の中で、バルサのトップ達が「今度は日本市場を狙おう!」と言ってた。アジア、特に中国市場は魅力的だけど、NBAやレアルマドリーで既に支配されてしまっているので、日本がねらい目らしい。

バルサに限らず、日本市場はクラブにとって魅力的かもしれない。でもそれは、簡単に言えば日本までパイプを敷いて、日本人サッカーファンからお金を吸い上げるという事になる。これは日本サッカーの発展を考えたら、あまり宜しくないと俺は思った。

もし日本市場に進出して、それが大きくなっていった場合、日本国内のサッカー好き人間が国内サッカーに使うお金が減って行き、その代わりにどんどん海外へ出て行ってしまうんじゃないか。自分の収入のうち、国内サッカーに費やす割合が減ってしまっては困る。

そしてもし仮に日本人がイングランドのサッカー業界、特にプロクラブで働くなんて事になった時には、そのパイプ役を果たすようになるんだろうか。

初めに言ったけど、日本人じゃないと出来ない仕事である必要がある。日本からお金を吸い上げるパイプ役以外でどんな仕事があるか。。。

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「Yamatogokoro.com」は、イングランドのサッカーセミプロリーグ(通称ノンリーグ)でプレーしながら、ロンドン大学バークベック校修士課程にてスポーツマネジメント&サッカービジネスを学ぶ著者による「イングランドサッカー留学日記」です。スポーツ、またはサッカーをピッチ上(選手として)とピッチ外(学問、ビジネスとして)、そして一ファン(消費者として)からの視点で語っています。続きを読む・・・。

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これは2006年10月19日 00:06に投稿された日記です。

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