ピッチ上のヨーロッパ一のクラブを決めるのがUEFAチャンピオンズリーグだとしたら、ここにピッチ外で(収入)のヨーロッパ一クラブを決めるマネーリーグというのがある。と最初書いたけども、コメントでサッカー小僧さんから早速ご指摘を受けたようにマネーリーグは全世界対象でした。CWCのピッチ外バーションですね。ヨーロッパのサッカークラブのファイナンスレポートを毎年発行するデロイトによる、クラブ収入トップ20のレポート。
BBCでも流れているけど、去年二位だったマンチェスターユナイテッドが今年のマネーリーグでは、バルセロナとユベントスに抜かれて4位に落ちてしまったとのこと。
一位は去年に引き続き、入場料(52ミリオン)、テレビ放送権料(63.2ミリオン)、(スポンサーなどの)コマーシャル料(86.8ミリオン)を合わせて186.2ミリオンポンド(約400億円)を稼いだスペインのレアルマドリード。
デロイトによれば、レアルマドリーの凄いところはそのコマーシャル収入だと言っている。スポンサー収入に加え、国内に留まらず東アジアを中心に国外にもファンベースを持つ為、いくらマンUと言えどコマーシャルでは勝てないようだ。
簡単に言えば、人々が一番お金を払っているクラブがレアルマドリードであると言える。
でも、選手選考が今までと全く違う現在の監督カペッロの就任と、ベッカムの移籍がこのコマーシャル収入に今後どのように響いて来るのか、自分としてはちょっと気になるところ。
マンUとその上のクラブ(レアル、バルサ、ユーべ)を比べてまず思ったのが、このイタリアとスペインのクラブには放映権収入では勝てないという事。イングランドのプレミアリーグとは異なり、この二カ国リーグでは、放映権をリーグで一括して買うのではなく、各クラブ個人個人で契約を交わしている。
だから、当然、1クラブあたりの放映権料は高くなるが、リーグ全体のことを考えたら、リーグが一括してそれを全てのクラブに分配する方が、クラブ間の差を無くす為には適していると言える。その辺りも、国によってまったく考え方が違うみたいだ。
次にスタジアムの入場料収入を見ると、マンUは71.3ミリオンポンドで断然トップである。観客数の減少で悩むイタリアセリエAのユベントスなんて、11.5ミリオンと話にならない。
でも、この数字がそのまま観客数を表しているわけではない。イングランドのプレミアリーグは他の国に比べてチケットの値段が馬鹿高いので、観客数が少なくとも収入だけは他の国のクラブよりも多くなるということ。
マネーリーグによれば、一位のレアルマドリーの平均ホーム試合観客数は7万人を越えているし、二位のバルサは平均が73200人とマネーリーグの中で一位を誇る。マネーリーグで8位に位置するドイツブンデスリーガのバイエルンミュニックも、平均が67000人と平均が68800人のマンUに迫っている。
デロイトによれば、今シーズンにスタジアムの観客動員数を増やしたマンチェスターUは、来年のマネーリーグでまたその順位を上げるだろうと予想している。
個人的に、今後はバルサがファンベースの拡大などの結果、コマーシャル収入を上げて来てマネーリーグで1位になってしまうのでは無いかと思っている。果たして・・・。


