楽しかったスポーツマーケティングの授業も今日で最後。スポーツマーケティングというものを生まれて初めてしっかり学び、その必要性と面白さを知る事が出来た。最後の授業のトピックはプライス(価格)、特にチケットのそれについて。
プロサッカーリーグの入場料は、その国で様々。イングランドのプレミアリーグは、そこから得られる物と比較して、個人的には馬鹿高いと思う。日本円で1万円弱が平均的な値段ですか。
このチケットの高騰の理由として、クラブはタイラーレポートによるスタジアムの改装を挙げるが、それを理由にしていいのか否か。。
一方、ドイツのブンデスリーガは、チケットが安いことで有名。これは、スタジアムのネーミングライツ(命名権)やスポンサーのお金で賄っている為、(つまり過度な商業化により)低価格にキープする事で可能にしている。
ドイツのサッカーファンは、チケットの値段が安くなるのなら、少しくらいの商業化も認めるが、これはクラブとファンが感情的に繋がっていたり、アマチュアリズムの強いイングランドでは、中々ありえない事だろうか。
そして一方、政治的な関わりの強いスペイン、特にFCバルセロナでは、チケットの値段は次回の会長選挙に強く響いてしまうので、中々上げる事が出来ないという。チケットの値段を上げてしまえば、次回のファンによる会長選で、チケットの値段を安くする候補者に負けてしまう恐れがあるからだ。
サッカーは国の文化であるゆえか、各国の社会的背景によってチケットの値段は様々だ。
そんな馬鹿高いイングランドプレミアリーグのチケットだけども、それでも試合に足を運ぶファンは大勢いる。チケットの値段は、酒やタバコのように価格の変動が需要に影響しにくいがゆえ、クラブは平気でチケットの値段を上げる事が出来る。
これは完全に、その独占的なパワーを駆使している。
サッカー以外にも、イギリスに住んでて、価格と質が全然攣り合っていないことに本当にストレスが溜まる。これはもう4年半もイギリスに滞在しているけど、完全には慣れません!やっぱり人生の殆どを日本で過ごしたせいで、その感覚が消えない為か。
あんたら客を舐めてますよね?と言う事が頻繁にあるけども、それでも営業していけるところが信じられない。これは、他も同じだからか?接客サービスで他と差を付けているところなんて、見たこと無いしね。
どこへ行っても、自分のような一般人がいけるところなんて、そんな高級なところではないので、質はどこも殆ど同じ。それに少なからず慣れてしまっている自分も、日本に帰った時の事を考えると怖い。
常に思う。この終わってる市場に、日本から「あの質の高いサービス」と共に日本企業がやってこないかなぁぁと。
おっと、いけない。ついつい日々溜まっているせいか愚痴っぽくなってしまいました。
チケットのプライスについては、チケットの値段に差別化をはかるクラブも多くある。一般人では手の届かないような値段設定にして、「そのクラス」の人間がスタジアムに足を運べるようにしている。コーポレートボックスと呼ばれるのがその一種。
チケットの値段を見る限り、プレミアクラブの中ではチェルシーが差別化を一番しているクラブ。一番安いチケットと高いチケットの値段の差が一番大きいと言う事。
俺もたまに思う。もし仮に自分がお金持ちだったら、ちょっと高いお金を払っても、労働者階級のうるさくて、暴力的なファンから離れてゆっくり試合を観る事が出来るのなら、そういったお高い別の場所で試合を観ても良いと。
でも、あの独特なイングランドサッカーの試合会場の雰囲気を創り出しているのは、そういったコアなファンなんだけどもね。
今日をもって、バークベック、サッカービジネスコースの授業は全て終了となりました。早かった半年間。これでしばらくは、クラスメイトが全員集まる事も無いので、ちょっと寂しいな。
これからは、5月末から6月頭にかけて行われるテストと、卒業論文だけが残りのイベントとなりました。あ、その前に4月半ばにスポーツ経済学とスポーツマーケティングのエッセイ二個提出だ。
残りの半年もあっという間に過ぎていくんだろうな。


