毎週木曜日はスポーツマーケティングの授業。今日はブランドエクステンションと言う事について少し学びました。
ブランドエクステンションとは簡単に言えば、ある一つのブランド(例えばマンチェスターユナイテッドとか)が、それまでとは全く別のマーケットに(そのブランドを使って)新しい商品を作り進出する事。
ブランドエクステンションの良い例が、リチャード・ブランソンの「ヴァージン」。ヴァージンレコードから、ヴァージンアトランティック(航空会社)、ヴァージンレール(鉄道)。その他、インターネット会社など本当に様々なマーケットに「Virgin」のブランドを使って進出している。
このブランドエクステンションには様々な利点(同様に気をつけなければいけない点も)があるのだけども、サッカー産業、特にサッカークラブにはこのブランドエクステンションはあまり効果的では無いと、レクチャラーのサイモンは言ってた。
それは、サッカークラブのお客(ファン、サポーター)の特性にあるみたいだ。
例えば、リヴァプールFCが、「リヴァプール牛乳」を造るとする。果たしてこれを買うのは誰だろうか?答えは勿論、リヴァプールファンでしかない。そして、地元が同じであるライバルのエバートンのファンには、完全に嫌われる商品となるでしょう
となると、イギリス国内でこのリヴァプール牛乳を売る事が出来る所は、本当に限られてしまう。ごく一部の場所でしかない。
これは、サッカーファンがどういう存在なのかを理解すればよく分かる。チェルシースクーターを造っても、売れるのはきっとロンドン周辺あたり。他のクラブのファンが住む地域では、きっと売れないだろう。
でもこれがきっと、万人受けするブランドだったら話は別で、例えば、「ジョニーデップチョコレート」だったら、イギリス国内にいるジョニーデップファンは買いに行くでしょう。俺も好きだからきっと買いに行くでしょう。だから全国で売る事が出来る。ジョニーデップファンは別に決まった地域にだけ存在しているわけでは無いから。
でも、そのサッカークラブが世界規模でファンを持つとなると、また話は変わってくるかもしれない。逆に、マンチェスター市内にあまりファンを持たないマンUのようなグローバルブランドの方が、ブランドエクステンションは効果的だと思った。
イングランドに留学するに当たってとてもお世話になった先輩の竹中さんが在籍する、東京町田市のFC町田ゼルビアが、「FC町田ゼルビア支援自販機」を作ったらしい。
これはブランドエクステンションとは、また多分違うかもしれないけど、とても面白い。町田ゼルビアは本当にどんどん大きくなっていく!凄いなぁ。
でも再度言ってしまうけど、この自販機も町田市内限定になってしまう。いや、日本ではもしかしたら東京の他の地域でも置く事が出来るかもしれないけど、日本の暴走族のようなファンを持つイングランドのサッカー界では、違う地域に置いた瞬間にそこの地元ファンに一瞬にして粉々に粉砕される事間違い無い。
あ~、怖い怖い。


