6時起床で今日はイングランド北部の港町、そしてビートルズ発祥の地でもあるリヴァプールへ行ってきた。ロンドンからヴァージントレインにゆられ、イングランドの広大な田園風景をやサッカースタジアムを眺めながら約3時間でリヴァプールに到着。
ロンドンからちょっと外れたら、そこはもうイギリス特有の綺麗な田園風景が広がっていた。自然に出来た小川や牧場を見ると、どういう訳かかなり興奮してくる癖がある。牧場を通る際、牛に注目してみたが、牛って常に草を食べているんですね。
短期間のテスト勉強で頭が痛くなってたので、こういう風景を眺めながらブラブラ一人で遠出したかったのだ。
今日の目的は、リヴァプール大学のMBAでフットボールビジネスを学ぶ矢島さんに会うこと。前回矢島さんがロンドンに来られた際には、あまり時間が無かったので、今回は昼間から語り明かすつもりだった。
矢島さんにリヴァプール駅までわざわざ向かえにきていただき、そこから少しリヴァプールの街を案内してもらい、その後は矢島さんのクラスメイトの中村さんに初対面し、3人でランチを取った後リヴァプール大学近くのパブで昼間からビールと共に談合がスタート。
リヴァプールは北部なので、ロンドンよりも気温が下がると思って少し着込んで行ったのだが、なんとロンドンより天気が良く、気温も高く、この日一日でちょっと顔が日焼けしたくらい暑かった。
天気が良かったのでパブのテラスで飲むことにした。
飲み始めてすぐ、向こうのテーブルが何やら騒がしい事に気が付く。既に、いい感じに「出来上がってた」地元のおっさん達が数人で飲んでいた。
うるさかったので、嫌でもその声が耳に入って来たのだが、何やらひじょ~に高い声で、
「ヨー、ラマ!シュッシュ、エナァー。コシュコシュ、ヨーラマ!エナァー」と、訳の分からない言葉みたいな暗号で話してた。
なんだあれは。何なんだ。大丈夫かあいつら、と思ってたら、矢島さんに「あれが本場のスカウスだよ」と言われ「はうっ」、在英歴もうすぐ5年になるわたくし、それを聞いて30秒くらい口が開きっぱなしになり、声帯を失い、瞳孔が極限にまで縮小しました。
それは列記とした英語だったのだ。スカウスとはリヴァプールの人々が話す方言の事を指すようで、聞くところによると、ネイティブでも何言っているのか理解出来ない事もあるそう。
毎朝BBCのニュースをポドキャストで聴いて、リスニングの力をこれまで付けてきましたけど、
映画もサブタイトル無しでほぼ理解する事も出来るようになってきましたけど、
大学の授業も難なく理解する事ができるようになりましたけど、
ネイティブともコミュニケーションを取る事が出来るようになりましたけど、
それらが全て、しかも一瞬でどこか遠くの方へ、ふぁ~~~っと消えて無くなりました。自慢じゃないけど、パブで飲んでだおっさん達がなにを言っているのか全く理解出来なかったのだ。
あれは本当に凄い!本当に度肝を抜かれた。もうあの領域に行ったら英語では確実に無い。何なのだろう。あれは一体なんなのだろう。。なんなんだろう。
いきなり初っ端からそんなアクシデントもあったが、その後は何とか上手く立て直し、予定通りサッカービジネスやお互いの進路の事、大学の事などについて二人にお話を伺う事が出来た。
リヴァプール大学のコースはMBAだけあって、やはりそれなりに経験も年齢も実績もある人間が集まり、コースも自分の通うアカデミック色が最高に強いバークベックのサッカービジネスコースよりも、より実践的であると話を聞いてて感じた。
加え、実際大学の授業内で学んでいる事はさほど変わらない(と個人的解釈)が、その「得た物、学んだ事」に対して、それをどう使うか?そこからどう考えるか?その辺り、職務経験のある方々なので、経験の全くない自分より深い、と話しててモロに感じた。
よく、「大学院は職歴を積んでから(の方が)でも良い」と耳にするけど、それってもしかしたらこういう事なのかもな。ここでそれを少し感じる事が出来て良かった。これからはちょっと視点を変えてみたり、混ぜてみたりして勉強する事にするとしよう。
この先、自分と同じ世界(サッカー業界)に向かって生きて行くお二人との楽しい時間もあっという間に過ぎ、夜リヴァプールの街を後にした。自分がカーシャルトンでプレーしてた頃、リヴァプール出身のチームメイトが「イギリスは北へ行けば行くほど、人が親切にフレンドリーになっていくよ!」って言ってた。
実際、リヴァプールの人々は(滞在期間が短かったし、中心街しか味わってないが)、ポーツマスの人々(イギリスの南の果てのならず者)やロンドン(イギリス南部の六本木)と比べ、物凄くフレンドリーだった。日本も東北の人々は親切と言うけど、同じ事がここイギリスでも言えるのかな。
帰りもヴァージントレインにゆらり揺られ3時間。ちょうど日が沈む時間(夜九時頃)だったので、果てしなく広がる田園風景の向こう側に大きな大きな夕日が見え、それを背にして牧場の牛達は帰りもまだ草を食べていた。
普段は都会に居るので忘れがちだったけど、地球ってこんなに広かったのかぁ。風景を見ながら色々と考え事をしたり、アイディアを浮かべたりする。本当にいい一日でした。
追伸:リヴァプールと言えばこの二人(プレミアリーグのリヴァプールFCでプレーするリヴァプール出身のジェラードとキャラガー)。これはまだまだ聞きやすい方ですが、スカウスってこんな感じでした。
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