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2007年06月16日

サッカー協会のガヴァナンス

The Sports Economistでこんな記事が出てた。ヨーロッパサッカー界を運営するUEFAは、サッカーはEUの法律から様々な面で免れるべきだと主張しているみたいなんです。

なんでこんな主張をするかと言えば、常々ここでも書いているように、プロサッカーというスポーツは他のビジネスとは一風変わった側面を持つので、普通のビジネスで通用するルール、規制をしてしまうと、上手く行かない場合があるからだ。

個人的には、このUEFAの主張に自分は賛成です。

そして、ここにUEFAとEUの意見の食い違いというか、対立が起こっている。

しかし、仮にこのUEFAの主張が通り、ルール改正がされたとしても、今度はUEFAとヨーロッパの各国のサッカー協会との意見の食い違いが発生し、また対立が起こる。

例えば、100年以上も前に発足されたイングランドのサッカー協会(FA)は、その組織構成を100年前と殆ど変えておらず、とてもとてもデモクラシーであり、組織の方針を決める委員は、プロ、アマ、プレミアリーグ、下部リーグ、イングランド代表チームと言うように、様々な異なるエリアからの人間で構成されてしまっている。

そうなると、FAが何かアクションを起こす時のdecision-makingにおいて、それを決定する人間(委員)の利害がそれぞれなので、対立が起こってしまい、組織としてスムースに動かなくなってしまっている。

例えば、UEFAが各チームに必ず国内で育った選手(homegrown players)を一定の人数入れるように薦めているが、これは代表チームの強化には効果があると言われるので、代表チームから来た人間にとっては賛成出来るものだけど、国内サッカーリーグの質を落とす事に繋がるので、プレミアリーグの人間としては賛成出来ない。

2005年に、FAの為にロード・バーンズが、このFAの駄目な構成を変えるべくレポートを出したけど、果たして対立は消えるのか。民主主義ってとても難しいなぁ。

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「Yamatogokoro.com」は、イングランドのサッカーセミプロリーグ(通称ノンリーグ)でプレーしながら、ロンドン大学バークベック校修士課程にてスポーツマネジメント&サッカービジネスを学ぶ著者による「イングランドサッカー留学日記」です。スポーツ、またはサッカーをピッチ上(選手として)とピッチ外(学問、ビジネスとして)、そして一ファン(消費者として)からの視点で語っています。続きを読む・・・。

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これは2007年06月16日 11:05に投稿された日記です。

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