修士論文の息抜きに、家から歩いて1分のお洒落なカフェにクラスメイトのHidekiさんと行き、座談会が始まった。Hidekiさんも今夏日本で就職活動をしてきて、同じように内定を無事に頂いてロンドンに帰ってきた。そこで、イギリスの大学院でサッカービジネスを専攻した人の、日本での就職の難しさについてのお話になりました。
日本に帰ったら必ず行く場所が本屋さんですが、今回帰った時に、大抵大きな本屋さんへ行くと「スポーツビジネス」というセクションがある事に気が付き、ちょっと驚きました。その中で真っ赤で目立つ、「スポーツBiz.ガイドブック」という面白い本を発見しました。
スポーツビジネス業界で現在働いている人の生のインタビューや、スポーツビジネス業界の採用情報なども掲載しており、その内容はとても面白い。
特に、インタビューでは、彼らがスポーツ業界で働ようになったくきっかけも書かれており、これからスポーツビジネス業界を目指す人間にとってはとても参考になります。まだ目を通していない方は是非!
現在スポーツ業界は、新卒を殆ど採用していないと言う現状などから、その本の結論として、(インタビューでも数人が同じような事を仰っているが)スポーツ業界に入るには、他の業界でまず実力と経験をつける事が重要であると言いたいのだと、俺個人は感じました。
それは、スポーツ業界は人を育てる余裕が今は無いからだそうです。日本で就職活動している時にも、そのような事を言われました。まずは他で力を付けてから・・・と。
確かに、知り合いが働いている人材紹介会社の非公開求人を特別に除かせてもらったり、スポーツ業界の公募を拝見しても、どこも職務経験を必要としている。
おし分かった!将来スポーツで何をしたいかは分かっているので、まずは実力と経験を付ける為に、他の業界で働こう!とスポーツとは何ら関係の無い企業へ行くとします。
俺の場合、高校を卒業後、イギリスの大学でスポーツマネジメントを専攻し、その後そのまま今度は大学院でサッカービジネスを専門的に学んでいます。
履歴書を見て企業の面接で人事から100%聞かれた事が、「なぜイギリスでスポーツマネジメントとサッカービジネスを学ぼうと思ったの?(しかもわざわざ大学院なんかで)」という質問です。
俺の中では、「将来スポーツ業界で働きたいからです!」が簡単で最もな答えなのですが、それをそのまま言ってしまうと、「じゃあ何でうちに来たいの?」とこれまた100%の確率で質問が返ってきます。
そこでこれまた正直に、「御社でまずは修行したいからです!」とか、「御社でスポーツビジネスに関わる事がしたいからです!」と言うと、こいつは将来的には転職を考えているのだな・・・・とか、スポーツビジネスなんかしないよ・・・となり採用される見込みが一気に下がり、就職の幅が狭くなります。
面接ではお互いのニーズを一致させる事が大事であると就職本などには書いてるけど、わざわざイギリスの大学院にまで行ってサッカービジネスの学位を取る理由は、他人が見たって「将来スポーツビジネス、サッカービジネスがしたいから」に他ならない。
それが学部レベルの話だったら、どうにか融通が利くかもしれないが、大学院にまでなってしまうと流石にそこで内定をもらう為に、全く違う事を言うのは難しい。
さらに、仮に言ってしまうと、人事の頭の中に「???」疑問符が付いてしまいかねないし、大抵は人事もプロなので見破られる。
つまり、実務経験の無い自分のような人間が、イギリスの大学院でスポーツビジネスを専門的に学んでしまうと、就職する際にとても困るのでは無いかというのが今回感じた事です。
イギリスにスポーツビジネス留学、またサッカービジネスを専門的に学びにくるのであれば、その後の就職を考えると、職務経験を付けてからの方がベターだと感じますし、そうする事を俺はオススメします!今後、スポーツ業界の人材採用が活性化されれば別ですが。


