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2007年09月15日

ロンドンオリンピックの経済効果

俺のテレビで映る貴重な4つのチャンネルの内の一つ、チャンネル4が「Dispatches」と言うドキュメンタリー番組を放送しているんだけど、先週のそれは2012年のロンドンオリンピックについての内容でした。イギリスのドキュメンタリー番組はそのクオリティが本当に高いので、とても面白いです。

この2012年ロンドンオリンピックのコスト(費用)は、今現在発表されているところでは約93億ポンド(約2兆3千億円)なんですが、開催地立候補の時点では23億ポンドと発表されていました。

それが、候補地に決まった途端に、実は93億ポンドも費用がかさむ事になってしまいました。と言うイギリスらしい失態です。なんでこんな事になったのでしょうかね。

イギリスの政府は、コストが93億ポンドに上がると発表した16ヶ月も前に、既に当時発表されていたコストがかなり低く見積もられているという事を既に知っていたと今回のDispatchesで明らかになり、他メディアもこれをニュースとして大きく取り上げていました。

ロンドンオリンピックを開催する上での経済的効果はどのくらいあるのか?この問題について、番組の途中であの伝説のシマンスキ教授が出てきてコメントしていた。やっぱりスポーツ経済学と言ったらこの人しかいないんですかね。

ロンドンオリンピックの経済効果について2004年の時点で研究が行われており、以下の結論が出ていました。

オリンピックの行われるロンドンは60億ポンドの経済効果が見込まれるが、その他のエリアは逆に40億ポンドの損失が見込まれる。

しかし政府はこの研究結果を隠していたそうです。そんな事まで番組で暴露してしまうのが、イギリスのドキュメンタリー番組の面白さ。

つまり、確かに開催する事によって利益はあるかもしれないけど、その利益はイギリス国民皆に与えられる物では無いと言いたいのでしょうかね?

んんん?いや違うか。93億ポンドの費用がかかり、利益が20億ポンドで、合計73億ポンド(約一兆8千億円)の赤字になると言うことか。

しかも、コストが93億ポンドに膨れ上がってしまった為に、その穴埋めを、普段はグラスルーツレベルのスポーツへ寄付される寄付金で行うようなので、グラスルーツスポーツにも被害が出てしまうようです。

でも、シマンスキ教授はオリンピック開催を悲観視はしていませんでした。

ま、メディアの言っている事なので100%信じてはいけません。こういう事も言っていますよ程度に受け止めておいてくれればと思います。

日本でも、石原都知事が東京オリンピック開催を推していますが、コストの見積もりだけは間違えないで欲しいですな。そして、東京オリンピックを開催するにあたっての経済効果はどのようなものなのか?

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「Yamatogokoro.com」は、イングランドのサッカーセミプロリーグ(通称ノンリーグ)でプレーしながら、ロンドン大学バークベック校修士課程にてスポーツマネジメント&サッカービジネスを学ぶ著者による「イングランドサッカー留学日記」です。スポーツ、またはサッカーをピッチ上(選手として)とピッチ外(学問、ビジネスとして)、そして一ファン(消費者として)からの視点で語っています。続きを読む・・・。

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これは2007年09月15日 22:06に投稿された日記です。

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