サッカークラブやスポーツクラブがそこにあると、その地域に何らかの利益がもたらされる。スポーツ、サッカーを通して周りの人間に与える影響は、必ずしも目に見えるもの(金銭的なもの)では無いかもしれない。
スポーツほど、世界中の人間の喜怒哀楽のツボをフラットにするものは他に無いと俺は思うのです。まあ、これが俺のイングランドサッカー留学の結論の一つでもあるのですが。
こんなにも、文化、価値観、考え方、振る舞い方、習慣、その他もろもろの違いが人々のバックグランド毎にこの世に存在しているのにも関わらず、スポーツを目の前にしたら、それらが皆一つになり、フラットになってしまう。
同じ場所、場面、シーンで、喜び、怒り、哀れみ、楽しむ。
スポーツがあれば、世界中どこででもサヴァイブ出来る。その力は、音楽よりもはるかにパワフルなものだ。
スポーツにはそんな力があるからこそ、それを取り巻く人間や環境に、何らかの良い影響がある。
と、そこで思ったんだけど、だったらスポーツクラブ自身が金銭的な利益を出す必要ってあるのかという事だ。ここからはサッカーの例で話を進めて行きます。
バークベックでサッカービジネスを学び始めた当初、一番最初の議題がこれだった。サッカークラブは、一般の企業のように利益を追求するものなのか?それとも、その力(効用)を使って地域に貢献したり、それを最大限にするものなのか?
サッカークラブがある事によって、その周りには良い影響が与えられる。そのサッカークラブの存在(運営)が危ぶまれるような状況にならない限り、サッカークラブが利益を追求する必要はあるのか。
社会貢献をしたい人々が、サッカークラブを通して(サッカークラブに寄付して)それを達成しようと思った。それが伝統的なイングランドのサッカークラブのオーナー達だった。
プレミアリーグのアーセナルは、株主に配当金を払っていないという。つまりクラブの株主たちは、金銭的利益を目的に投資しているわけでは無いのかもしれない(こればっかりは本人に聞かないと分からない)。
それを通して社会貢献出来ているのなら、なんで利益を出す必要があるのでしょう?
一つは、利益を出す事が出来れば、投資家の投資対象になって、より多くのお金をクラブは使う事が出来る。そうすると、使えるお金を考えた時に、他のクラブよりも優位に立てる。
使えるお金が増えれば、強いチームが作る事が出来る。強いチームが出来れば、これまた社会貢献に繋がる。
利益を出して配当金を配る事が出来れば、より多くのお金が使えるかもしれないけど、それが必要不可欠かどうかは俺は疑問に思う。
利益を出す事は、Aプラスかもしれないけど、経営が破綻するような状況に追い込まない限り、ブレイクイーヴンでも、社会貢献を考えれば良いのでは?これに対して他の人はどういう意見を持つのだろう?
社会貢献をするための方法として、スポーツは効果的な対象です。


