前回の続きでプレミアリーグの外国人枠問題。イングランド代表チームが結果を出せないのは、プレミアリーグに外国人選手が多すぎるからだ!という主張から始まった今回の議論。世は外国人選手の数を規制するか、しないかに分かれていますが、果たして代表チーム強化にはどちらが良いのでしょう。
ネットサーフィンをしていたら面白い記事を見つけました。これはイギリスのHSBC銀行のManaging Director of Economicsの方が書いた記事ですが、彼は後者の外国人枠反対派です。
記事を超要約すると、“なぜイングランド人選手は海外でプレーしないのだ!”です。ちなみにイングランドでは、銀行の取締役でさえも、このようにサッカーに対して質の高い記事を書いているのが日本と違うところだなと思う、今日この頃。
世界トップのアルゼンチンやブラジル代表チームを見れば、その選手の殆どが国内ではなく、海外でプレーしています。その理由の一つは、国内よりも海外の方が高い給料を貰えるからでしょうか。サッカー選手に対する需要と供給のレートがヨーロッパ、特にイングランドは高いのです(後ほど説明)。
現在、プレミアリーグでプレーする選手の平均年俸は2億円を越えています(約1ミリオンポンド)。週給にすると、約21000ポンドとのこと。会計監査のデロイトは、2010年までにはプレミアリーグの選手は、一週間で一般人の平均年俸を稼いでしまうだろうという。
各国の一流選手は、スカウトされてよりお金のある所でプレーするようになるが、そのような場所は競争が激しいので、ハイレベルな場所となる。
そうすると、自然とその選手の国内リーグよりもレベルが高くなるので、海外でプレーする事によって得られるものはお金以外に、“選手のレベルアップ”も当然あるのですが、プレミアリーグは確実にその“得る場所”の一つだと思う。
だから良く、日本代表チームが戦う時などに、「~国の代表チームは、ヨーロッパ(トップ)のリーグでプレーする選手で構成されている」なんてメディアで話題になるわけですね。
しかし面白い事に、世界トップのブラジル、アルゼンチン代表チームの中でプレミアリーグでプレーしている選手は少ないようですね(記事参照)。これが何を意味しているか。。。。ま、これは置いておいて。
プレミアリーグを見ても、ヨーロッパでプレーする外国人選手はそこでプレーする事によって実力を付けて、母国代表チームに還元している訳ですが、代表選手の殆どがプレミアリーグでプレーしているイングランド代表チームは、ここに来てなぜ結果が出ないのでしょう。
このトップレベルの中でプレーし、確実に“得ている”にも関わらず、それでも代表チームの成績が良くならないのであれば、海外へ出て修行して来れば良い。というのが、前置き長かったけども、記事の要点なのす。
きっと、ヨーロッパのトップリーグを見れば、選手の給料の差ほど、各チームの差は無いでしょう。なぜなら、イングランド国内のサッカー選手に対する給料は、“多過ぎ”だから。
“国内組”のチームで駄目なら、なぜ“海外組”を作ってレベルアップを計らないのか。
記事では、その答えとして、①イングランド国内の給料が高すぎるので、選手は給料が下がってまで海外でプレーはしない。②単に実力が無い。と言っています。
海外組を作る事が代表チームの強化に繋がるとすれば、プレミアリーグの選手の給料を下げる事と、外国人枠を作る事で、イングランド代表に海外組を作る事が出来るのでは?
イングランド国内のプレミアリーグでプレーしているイングランド人選手は、既に“海外組”と言えると俺は思うだけに、やはり外国人枠賛成派の意見は、(それによって確かにイングランド人選手全体のレベルは上がるが)ちょっとナンセンスなのではと思う。


